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初恋は叶わないもの?

第1章 全部が初めて

~翌日~

うーー。次だぁ。緊張するぅ。

「頑張ろう、菫」

「うん、桃。裕子。」

彩は、ピアノだから、私たちとは、
違うところで、待機

前のクラスが歌い終わった。

よし。

頑張ろう


……………

音楽祭が、終わった。

私は今、学校の正門の前にいる。

結果は、

私のクラスは

銀賞だった。
その他の、賞はほとんど取った。

あまり、落ち込んでいない、あたしに

違和感を覚えながら、学校の正門で、

先生を待っている。

私の周りには、バスケ部員がいる。

もちろん、金賞をとったクラスの奴も
いる

先生が来て、いつもよりも疲れている
私たちを気づかい、いつもよりも、
すごく軽い練習だった

練習終わり、

ミーティングで、次の日の試合に
ついて、話し合い、部活が終わった

みんな、疲れていて、終始無言で
正門に向かった。

正門には、打ち上げに参加しているはずの岸本がいた。

「よ」

「どうしたの」

「いや、通りかかってさ」

「そっか」

何故か、私と一緒に帰ろうとする岸本

「打ち上げ、行かないの?」

「うん、」

いつも、練習の帰りに寄っている
バスケコートに向かった。

「練習するから、先どうぞ」

「俺もしていい?」

「…いいけど」

「サンキュ」

疲れている事もあるが、今まで
感じなかった悔しさをバスケに
投げつけるように、プレイした。

「…ありがとう。岸本。」

「いやっ、楽しかった」

顔を崩し笑った、岸本の顔をみて、

胸が高鳴った。

ドキッ

無意識に顔が赤くなる。

「大丈夫か?」

岸本の心配する顔が、私の顔を覗く

ドキッ

「だっ…大丈夫」

「そぅか…。」

無言な私を不思議に思っている岸本

「これが…恋……?」

そんな小さい言葉が、風に吹かれ

消えてった。

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