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道の先…

第13章 試験とチョコレート

そう返した。

どうせまた、頑張れよとか、そんなことが返ってくるんだろう。

そんな風にわたしはやさぐれていた。

先生からの返事はすぐに来た。

”怖がらずに、とにかく今できることを頑張れ。”

なんだそりゃ。

やさぐれているわたしには、少し理解するのに時間がかかった。

でも先生からのこの言葉が、試験までのわたしを支えることになった。

次の日。

今日で先生に小論文を見てもらうのは最後の日となる。

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