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道の先…

第13章 試験とチョコレート

あさみといつものように、放課後の掃除が終わると教員室前に向かった。

そして、いつものようにタバコを吸いに行った内田先生を待っていた。

「あ、やっときた。」

待ちくたびれた私たちは、ぶーぶー文句を言いながら内田先生が教員室から原稿用紙を取ってくるのを待っていた。

教員室から出てきた内田先生は、椅子に座るなりいきなり何かを投げて渡してきた。

「なにこれ。」

「キットカット。大事に食えよ。」

「え!?うそ!どうしたの?うっちー!」

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