道の先…
第4章 情緒
帰りのホームルーム。
教壇に立っているのは補佐でわたしの部活の顧問の先生でもある伊藤先生。
いつも通りに事務連絡を済ませ、あとは挨拶をするだけと立ち上がろうとすると
「ここでお話があります。…大切なことですから、静かにして聞いてください。」
いつもならニコニコして挨拶する伊藤先生が、なぜだか今日はちょっと怖くて…さすがにクラス全員静かになった。
「内田先生のご家族にご不幸がありました。」
(なんだ。インフルじゃなかったのか。)
お母さんかお父さんが亡くなったのかなと、伊藤先生から次に出てくる言葉を、頬杖をつきながら待っていた。
教壇に立っているのは補佐でわたしの部活の顧問の先生でもある伊藤先生。
いつも通りに事務連絡を済ませ、あとは挨拶をするだけと立ち上がろうとすると
「ここでお話があります。…大切なことですから、静かにして聞いてください。」
いつもならニコニコして挨拶する伊藤先生が、なぜだか今日はちょっと怖くて…さすがにクラス全員静かになった。
「内田先生のご家族にご不幸がありました。」
(なんだ。インフルじゃなかったのか。)
お母さんかお父さんが亡くなったのかなと、伊藤先生から次に出てくる言葉を、頬杖をつきながら待っていた。