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道の先…

第12章 小論文

最近、自分の思い通りに事が進むことが多い。

本当に幸せすぎて怖かった。

全て、先輩が勧めてくれたこのメール報告から始まっている。

大川先生にどう断ろうかというのは、さほど大きな問題にはなっていなかった。

ただ、月曜日の放課後に早くなればいいのにと切実に思った。

月曜日、内田先生に朝のホームルーム後に呼ばれた。

「神田〜ちょっと。」

「え、なんだろ…なんかやらかしたかな…。」

「なにやったんだよ〜!」

ニヤニヤしながらなぎさが言う。

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