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道の先…

第12章 小論文

内田先生たちはまた10分でタバコを吸って戻ってきた。

この日は最終下校時刻までやった。

長時間もやれば疲れるはずなのに…

内田先生と2人で出来たからなのか、わたしはむしろ元気が出ていた。

(内田先生に褒められる小論文、絶対書いてやろう!)

いつもなら行くのを迷う塾の自習室に、わたしは迷わず行った。

そして、約1時間をかけて小論文を完成させた。

明日、先生に見せるのが楽しみでしかたがなかった。

(なんて言ってくれるかな…。)

良い評価が貰えるなんてうぬぼれていたわけではない。

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