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何度でも、君を。

第6章 カンナの嫉妬

『―…#△◆駅でございます。お降りの際は…。」


…あ…降りなきゃ…。

フラフラになりながらも‘開’のボタンを押す。


…ヤバい、目の前…よく見えないかも……。


電車から降り、足をついた途端…







………倒れた。



プシュー…


ドアが閉まる。





























プシュー…。


……開いた?


「……紗羅!しっかりしろ!紗羅!」







…早瀬……?

な…んで……。


力が抜けて喋る事すら出来ない…。



後ろのドアの向こうで、カンナが早瀬を呼んでいる。



でも………早瀬が呼んでいるのは………………うちの名前だった。




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