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何度でも、君を。

第7章 逃亡。

……うちは……。



…あたしは早瀬の事…どう思ってんだろ…。


好き…なのかな。



いや、好きだったんだ。


ちょっとしつこくて、明るくて、いつも笑ってばっかで、うちの事を…一番大事にしてくれた。


そんな彼を…うちは愛してた。



そして………今も。



カンナに負けたくない。

うちだって、とられたくない…!


…でも、体は言うことを聞いてくれなくて、体力の限界に達していた。


足をおさえて立った。



「…カンナ、よく聞いて。」


「……。」


「…うちは…やっぱり早瀬が好きみたい。この際だから…言う。うちだって…カンナに負けたくない。…絶対負けない。」


「…………そう。」


カンナはクスッと笑って言った。


「…じゃあ、いいこと教えてあげる。」


「…え?」


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