何度でも、君を。
第7章 逃亡。
「…なんで!?やっぱり紗羅の方がいいの!??どうして私じゃだめなの!?」
「…カンナ。」
「…じゃあ…どうして……。」
「…え?」
「じゃあどうしてエッチしたの!?キスしたの?!ねぇ!!」
「カンナ!!!!落ち着け!」
「…やだょ…。やだ。やだやだやだ!!!!!!!早瀬くんは私のものなんだから!!!」
―…早瀬くんは私のもの……。
そんなこと…前に言ってたっけ…―。
あの時は確かに、今とは違うカンナだったよね……―?
まさかあの時の言葉が…本気だったなんて………。