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何度でも、君を。

第9章 誓い。


…サァァァー…―。


川の音に紛れて、風が強く吹いた。


もしかしたら…その風は…。


「…っ…早瀬っ!!!」

うちは早瀬の腕の中で泣いた。



「…俺らは…カンナの分だけ幸せになんなきゃ…。」


「………うん。」


…―うちらは、前を向いて歩いて行くことを誓った。


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