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何度でも、君を。

第11章 変化。


「…何するか分かんないよ、俺。」


「それ…どういう…。」


ピロロロロロロ!!


個室の電話が鳴った。


「…はい。…あ、一時間延長で。」


―…え!?


「…ガチャッ。ごめん紗羅ちゃん…あと一時間いい?」


「あっ…いいよ!まだ4時だしね!」


「なんか…頼む?」


「ううん!大丈夫!」


「そっか。じゃあ歌うか!!!」


「うちからねー♪」


「まだ歌うのかよ(笑)」


「歌うの好きだし!」


「ご自由にどうぞ~。」


二曲歌い終わった時…ふと蒼くんの方を見た。

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