テキストサイズ

何度でも、君を。

第12章 蒼の過去。



…寝てる。

明らかに爆睡。

うち…1人カラオケみたいじゃん!!!;

はずいわー…


「…んっ………。」


なんか言ってるし…


「…きっ…まきっ…。」


…「まき」…?

今…なんて…。


「…くなょっ…いくな…まき……。」


うちはこの時、全てを悟った。

少しでも疑った自分を恨み、後悔した。


蒼の頬を一粒の涙が濡らす。


綺麗な寝顔のその先に…どんな闇を抱えているのか…うちは知りたくなった。


そして…彼を救うと…心に決めた。


ストーリーメニュー

TOPTOPへ