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複雑なトライアングル

第2章 ♥初めて

るなちゃんはクールなのか、
ずっと無表情。

この空気に耐えられず、私は一回話すが
すぐに話を終わってしまう。


しばらくして、るなちゃんは
部屋から出て行ってしまった。


「ねえ、リゼちゃん。
 一時間目って何時からだっけ」

「あと3分」

「へえ~・・・ふーん……

 え!?!??!?」


リゼちゃんは「じゃ」という言葉を
残し、行ってしまった。

私は猛スピードで荷物を片付けた。


~教室~



ガラガラッ!!!


「間に合った…!?」


「あと4秒遅れてたら…アウト」


リゼちゃんはいつの間にか目の前にいた。


「良かったぁ…はやく席につかないと」



キーンコーンカーンコーン…


懐かしい音が響いた。

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