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トラウマの恋。

第4章 迷惑

そして家に帰ると、ちょうど携帯が振動した。中を見てみると、朱里の謝罪メールと祐からだった。祐のメールを確認すると、涙が溢れそうになった。

【いきなりメールしてごめんな。やっぱあの別れ方って最悪だったなと思って。ごめん、傷ついただろ?俺、やっぱ本当の事言うから。………俺な、少し前から朱里を好きになったんだ。知ってると思うけど笑。でも、今日告ったんだよな。けど、美羽の存在の方が大きくて…だから今から無かったことにしてもらうんだ。馬鹿でごめん。そして本題。俺な………来月転校するんだよ。】

最後の文で溜めてた涙が溢れ出た。そうだったんだ。だからあんな別れ方したんだね。でも、結構傷ついた…。それでも本当の事言ってくれて嬉しいな。
そして私は返信した。
【そっか。そうだったんだね。本当の事言ってくれてありがとう。寂しくなるね。】

祐からの返信はすぐに来た。

【ごめん。ごめんな。傷つけるつもりとかなかったのに、なんか頭が混乱して結果的に傷つけてしまった。ホントごめん。】

はは。やっぱ祐っていいやつだな。けど、なんか冷めちゃった。好きに戻れないみたい。ごめんね。
そして祐とのメールは30分で途切れ、最後は、またいつか。で終了した。朱里のメールは謝罪だけだったので、もういいよ!とだけ返信しておいた。
はぁ。今日も疲れたな。おやすみなさい。

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