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トラウマの恋。

第5章 元通り、そして新たな恋。

次の日、私はいつもより早く家を出た。何故かと言うと今日の朝、メールで祐にそう言われたから。早く来いって言われてもなぁ。
とか言っているといつのまにか学校に着いた。本当は7時半ぐらいにここに来るけど今日は6時40分に学校に着いた。明らかに早過ぎる!

確か今日は3月14日。ホワイトデー。けど、大体はバレンタインデーでチョコを渡すのが多いですね。うちは。それに24日は終了式。あと10日か。

祐「み、美羽っっ」

教室で待っていると息切れしている祐が入ってきた。

美羽「あ、祐。なんで息切れしてんの?走ったの?笑笑」

祐「なん…か…はっ……気づいたら……っ…時、間が……おぇっ…」

めっちゃ走ったのかな?すごい息切れ。もう何言ってるかわかんない!

美羽「ちょっと落ち着いて!何言ってるかわかんないよー」

祐「ぉえっ……ごめん…;;」

どんだけ走ったんだよって感じ。息を整えた祐は深呼吸をした後、キリッとした顔になった。

美羽「……で?こんな朝早くから何でしょう?」

祐「ごめん。ホントごめん。俺…や、やっぱり美羽が……好きなんだ。。。」

なんか告られた…?なに、復縁とかしようとしてるの?あり得ないんですけど。もう好きじゃないんだ…不思議だよね。

美羽「……祐は、何が言いたいの?何がしたいの?こんな朝早くに。放課後でも別にいいじゃん。部活の後でも全然いいじゃん?」

ちょっと言い過ぎ?でも、このくらい言わないと…。

それより今、祐といるのが怖い…不思議…凄く怖い。逃げたい、けど出入り口に祐が立っているし…。誰か…来ないかなぁ…。
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