テキストサイズ

先輩とは真逆です

第4章 やはり僕の先輩への気持ちは間違っている。

「いただきます!…夏樹君?」
「あっ…い、いただきます!」
「どうしたの?大丈夫?」
「はい…多分」


これは先輩に言っていい事なのかな…?でもこの気持ちってなにか知らないし。


「なにかあったら言ってね?」
「はい…」


今日のお昼ご飯はあまり美味しくなかった。




「夏樹君!帰ろ~う」
「先輩…あっ!き、今日は用事があるのを思い出したので…失礼します!」
「えっ!?ちょっ夏樹君?」


僕はその場に居られないくらい心が焦り、見え透いた嘘を吐き走って駅まで向かった。


ストーリーメニュー

TOPTOPへ