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新‼経済・世相愚問放談

第19章 原発は本当に不要か?

放射性廃棄物、重要問題だが今解決の必要はない

こうした経済論からの問題提起をすると、原発の使用済核燃料の処理の懸念という別の論点から原発反対を述べる人がいる。石井は、現状を説明した。今年中に青森県六ヶ所村の核燃料施設が稼動し使用済核燃料の容積を減らせる。そして世界の他の国と同じように、今すぐ解決は難しくても、今後20−30年の間に最終処分地を見つける時間があるという。「確かに問題は深刻で核燃料廃棄物は危険です。しかし大型原発を1年間フル稼働させて出る廃棄物は24トン程度。それを稼動させても、日本中がそれでいっぱいになる状況ではない」という。
「「トイレ無きマンション」と原発政策を批判する人がいる。確かにそうした面はあるが、使用済燃料の乾式処理、また六ヶ所の稼動など、状況を変える新しい動きもある」と石川氏は付け加えた。
使用済燃料で問題になるのは、プルトニウムだ。それが10万年経過しても毒性が消えないことを懸念する人が多い。池田氏は「もちろん問題だが、経口毒性が同じ程度は危険な水銀、六価クロムなどが年何トンも各国の工業生産を通じて、廃棄されている現実がある。核物質だけに関心を向けるのは、リスク管理の面で妥当ではない」と疑問を述べた。
それを受けて、石川氏は経産省での行政官の経験から「エネルギーの中で、原子力は倫理とか正義が絡んで主張が複雑になる特別な存在だった。そういう観点は大切だが、今はそれでエネルギー問題が語られすぎている」と述べた。

正論です

実際問題として原発停止している現状、火力その他発電施設で作られた電力はギリギリのキャパシティで有り、何処かで問題が発生したら停電も有り得る状況が続いています

太陽光発電は、個人レベルで蓄電装置を使用して使う分には、バックアップ電源として電力会社が存在するなら大変有効です
しかし、大規模蓄電装置が存在しない現状、ベースロード電源としては使えません

電気は使われる分だけ発電する物だからです

従って太陽光発電は、大規模発電としては、天候に左右される事も踏まえて実用的では有りません

風力も天候に左右される時点で駄目です

再生可能エネルギーによる発電は、斯様に難しいのです

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