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向日葵の花言葉

第2章 みず


なんとか中村先生の言葉攻めをかいくぐって

俺と優希は教室にたどり着いた。

「なんかごめんな優希」

変な誤解を中村先生に与えてしまった。

これを解くのは大変そうだ...

「んーん!、遙のせいじゃないよ
元はといえば私のせいだし。


それに私......

遙のこと............


キーンコーンカーーーーンコーーーーン


優希の声を遮って下校のチャイムが

誰もいない教室に響く。

「ん?ごめん、なんて言ったの?
チャイムでよく聞こえなくて」

「ううん、何でもない
もう帰ろ!
遅くなっちゃったし」

「そだな」

あの時、優希はなんて言おうとしたんだろう

少し気になる


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