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俺は男だよ?

第1章 ゲイの集まりじゃん。

「おーい。聞こえてる?保健室、行こ?」

いや、そんなキラキラした目で見られても困るし。ってか、保健室とか行く必要ないだろーが!

「ヤダ。お前の調子が悪いんなら勝手に行けよな。俺を巻き込むな!で、降ろせ!」

「酷いなぁ。同じクラスだよ?仲良くしよーよー!」

「それとこれとは別だろ?バカじゃねーの?」
俺がそう言い捨てると、透の顔つきが変わる。

「………俺に今ここで犯されるか、保健室行くか。どっちがいい?」
ニコ…というかニヤリと笑う透の目は笑っていない。

え、こいつってそう言う………?

「その反応だと、この学校のこと…あんまり知らないでしょ?遥さ、結構チャレンジャーだね?」

フフっと笑いながら意味深なことを言う透を見る。目が会うと、またニヤリと笑った。

「で、どーする?ここで犯されるか、保健室か。…あ、今なら保健室を選ぶとこの学校のこと教えちゃいまーす!……どーするぅ?」

「それ、俺に拒否権ないの?」
「ないよ。」

即答。……これ絶対保健室にいかせる気だな。これはもう行くしかないのか…。

「ほ、保健室……行くから。行くから教えろよ?」

「うん。けど、俺の事が済んだらね。じゃ、早速行こう!」

「ぅわっぁ…!」

グワッと体が傾き、変な声が出る。それでもお構いなしの透は、俺を担いだまま、保健室へと全速力で走り出した。


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「おー。結構近かったな。…遥?大丈夫?」

「し、死ぬかと思った…。お前!俺の事考えて走れよ!!」
「あー。はいはいすみませんでしたー。」

全く心がこもっていない誤り方にイライラしながら、透を睨んだ。
透は、そんなことはどうでもいいと言うように保健室のドアを開けた。

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