庭の柘榴
第5章 新しく実っていく果実
彼とは少しずつ仲良くなっていったけど
私はまだ線を張ってる部分はあった。
彼のチラホラ見せる闇(病み)がそうさせた。
ふと「彼」じゃない...
と思ってしまうときがあって
それを隠し続けるのは嫌で
「やっぱり友達に戻りたい」
と言ったこともあった。
彼は冷静に淡々と私に説得を続けた。
放っておけば一晩でも余裕で説得が
続くくらい。
なんで?
って聞かれても「闇があるから」なんてのは
言えない。
私は結婚してる身だし邪険にして
後味が悪くなってしまっては...と思い
強気には出れなかった。
淡々と説得を続けたあとは
怒り狂い泣きじゃくった。
あぁぁ....
もう言葉が出ない。
やっぱり付き合うんじゃなかった。
こんなことになりそうだと
想像ついてたのに
私の欲深い、ずるい根性のおかげで
こんなことを招いてしまったのだ。
すべては自分のせい。
別れを切り出したものの
それ以上、反論もできず別れを撤回した。
本当の別れがくるまでに
何回繰り返しただろう。
私はまだ線を張ってる部分はあった。
彼のチラホラ見せる闇(病み)がそうさせた。
ふと「彼」じゃない...
と思ってしまうときがあって
それを隠し続けるのは嫌で
「やっぱり友達に戻りたい」
と言ったこともあった。
彼は冷静に淡々と私に説得を続けた。
放っておけば一晩でも余裕で説得が
続くくらい。
なんで?
って聞かれても「闇があるから」なんてのは
言えない。
私は結婚してる身だし邪険にして
後味が悪くなってしまっては...と思い
強気には出れなかった。
淡々と説得を続けたあとは
怒り狂い泣きじゃくった。
あぁぁ....
もう言葉が出ない。
やっぱり付き合うんじゃなかった。
こんなことになりそうだと
想像ついてたのに
私の欲深い、ずるい根性のおかげで
こんなことを招いてしまったのだ。
すべては自分のせい。
別れを切り出したものの
それ以上、反論もできず別れを撤回した。
本当の別れがくるまでに
何回繰り返しただろう。