庭の柘榴
第5章 新しく実っていく果実
ふだん、おとなしめな彼は
突然感情的になったりすることもあった。
正直、付き合った人の中でも友達でも
そういうタイプの人はいないので
戸惑いを感じた。
それと同時に
こういう人がDVになるのかな。
とも思った。
もしかしたらDV気質かもしれない。
1回でも手を挙げたら...
すっぱり別れられるきっかけになるだろうからそれはそれでやってもらって
かまわないと思った。
車の運転があまり上手ではなかった。
付き合った当初は軽のポンコツ車だったために私に見せずずっと電車を使っていた。
彼はプライドが高い。
カッコ悪くて見せられなかったんだろう。
ある日突然、新車を買うと言い出した。
真っ赤なスポーツカーだった。
どう?
と目をキラキラさせて聞いてくる彼。
私が「素敵ー!!」って飛びつくと思ってたらしい。
でも「君のために買った」と言われないよう
「欲しいならいいんじゃない?」
と取り合わなかった。
「君のために買うんだよ」
というのがありありと見えた。
一ヶ月くらい経過すると
彼は真っ赤なスポーツカーで現れた。
「かおりは冷え性だからシートは暖かくなるようオプション入れたんだ」
「そうなんだ...」
と笑うしかなかった。
乗り心地は?
正直、長距離なんてとても乗れない。
腰が痛くなってしまって毎回とても
辛かった...
スピードを出すタイプではない。
真っ赤なスポーツカーを乗ってるのに
ノロノロ運転...(笑)
私はスピード出すような人は好きではないから良かったんだけど。
後続車はさぞかしイラついただろう...
よく煽られ抜かしていく車に
「事故って死ねばいいのに!」
と呪文のように唱えていた。
なんて陰湿(笑)
彼女が乗ってるんだから
心の中で思って口に出さなきゃいいのに。
突然感情的になったりすることもあった。
正直、付き合った人の中でも友達でも
そういうタイプの人はいないので
戸惑いを感じた。
それと同時に
こういう人がDVになるのかな。
とも思った。
もしかしたらDV気質かもしれない。
1回でも手を挙げたら...
すっぱり別れられるきっかけになるだろうからそれはそれでやってもらって
かまわないと思った。
車の運転があまり上手ではなかった。
付き合った当初は軽のポンコツ車だったために私に見せずずっと電車を使っていた。
彼はプライドが高い。
カッコ悪くて見せられなかったんだろう。
ある日突然、新車を買うと言い出した。
真っ赤なスポーツカーだった。
どう?
と目をキラキラさせて聞いてくる彼。
私が「素敵ー!!」って飛びつくと思ってたらしい。
でも「君のために買った」と言われないよう
「欲しいならいいんじゃない?」
と取り合わなかった。
「君のために買うんだよ」
というのがありありと見えた。
一ヶ月くらい経過すると
彼は真っ赤なスポーツカーで現れた。
「かおりは冷え性だからシートは暖かくなるようオプション入れたんだ」
「そうなんだ...」
と笑うしかなかった。
乗り心地は?
正直、長距離なんてとても乗れない。
腰が痛くなってしまって毎回とても
辛かった...
スピードを出すタイプではない。
真っ赤なスポーツカーを乗ってるのに
ノロノロ運転...(笑)
私はスピード出すような人は好きではないから良かったんだけど。
後続車はさぞかしイラついただろう...
よく煽られ抜かしていく車に
「事故って死ねばいいのに!」
と呪文のように唱えていた。
なんて陰湿(笑)
彼女が乗ってるんだから
心の中で思って口に出さなきゃいいのに。