庭の柘榴
第1章 第一章 初めての不倫
ギャンブルや借金なんかしてくるような旦那がいるわけだから揉め事は耐えなかった。
それでもNくんに相談することはなかった。
なんというか...
仲の良い男性にそんなことを言ってしまっては何か大きな展開がある気がして言えなかった。
ただNくんといるときは嫌なことは
忘れて笑っていたかった。
ある日も仕事が終わってNくんと公園に行った。
確か近くでご飯を食べたのかな...
そのまま店内でおしゃべりすればいいのに
なぜかいつも公園に行った。
誰もいない2人の空間が
なんとなく居心地いいというか。
もう深夜に回った頃
突然雨が降り出した。
寒くない季節だったけどけっこうな雨が
降ってきたのだ。
帰ろう...って言うのかな
そう思っていたらNくんは
傘を取り出してベンチに座った。
2人で1つの傘に入って。
なにか話があるわけではないのに
ベンチに座ったまま
雨をずっと眺めていた。
なにかしよう...と
言い出すタイプではない私。
彼もそれを知っててずっと私に
付き合ってくれていた。
気がついたら4時回ってた。
さすがに重い腰を上げると
Nくんもゆっくり立ち上がった。
サッサと帰るわけでもなかった。
Nくんの広い背中を見たら
抱きしめたくなった。
ビショビショの背中に
張り付くようにギュッと...
こんな雨なのに私はたいして
濡れてなかった。Nくんはほんとは
傘の中に入ってなかったんだね...
そう思ったら申し訳なさと
愛しさが込み上げてきて。
Nくんはゆっくり振り向くと
私の肩をポンポン...優しく叩いた。
正直、キスをして欲しかった。
その想いに気付いてたNくん
一瞬、キスをしてくれそうな雰囲気に
なったのをとどまり
ゆっくり離れた。
変だけど私はそれでも良かった
なにもしてないのに
心が満たされていたんだ。
それからもNくんとはこんな変な関係が
続いた。
私はエステティシャンになるという夢を見つけてそのバイトを辞めた。
辞めた後もそこまで頻繁ではなかったけど
会って話すことも続いてた。
そして彼もその仕事から離れて別の仕事に就きまったく会わなくなってしまった。
今でもSNSでは繋がってるし
アドレスも知ってる。
Nくんがかわいい赤ちゃんを抱いてる写真を
見てほっこりする自分がいる。
それでもNくんに相談することはなかった。
なんというか...
仲の良い男性にそんなことを言ってしまっては何か大きな展開がある気がして言えなかった。
ただNくんといるときは嫌なことは
忘れて笑っていたかった。
ある日も仕事が終わってNくんと公園に行った。
確か近くでご飯を食べたのかな...
そのまま店内でおしゃべりすればいいのに
なぜかいつも公園に行った。
誰もいない2人の空間が
なんとなく居心地いいというか。
もう深夜に回った頃
突然雨が降り出した。
寒くない季節だったけどけっこうな雨が
降ってきたのだ。
帰ろう...って言うのかな
そう思っていたらNくんは
傘を取り出してベンチに座った。
2人で1つの傘に入って。
なにか話があるわけではないのに
ベンチに座ったまま
雨をずっと眺めていた。
なにかしよう...と
言い出すタイプではない私。
彼もそれを知っててずっと私に
付き合ってくれていた。
気がついたら4時回ってた。
さすがに重い腰を上げると
Nくんもゆっくり立ち上がった。
サッサと帰るわけでもなかった。
Nくんの広い背中を見たら
抱きしめたくなった。
ビショビショの背中に
張り付くようにギュッと...
こんな雨なのに私はたいして
濡れてなかった。Nくんはほんとは
傘の中に入ってなかったんだね...
そう思ったら申し訳なさと
愛しさが込み上げてきて。
Nくんはゆっくり振り向くと
私の肩をポンポン...優しく叩いた。
正直、キスをして欲しかった。
その想いに気付いてたNくん
一瞬、キスをしてくれそうな雰囲気に
なったのをとどまり
ゆっくり離れた。
変だけど私はそれでも良かった
なにもしてないのに
心が満たされていたんだ。
それからもNくんとはこんな変な関係が
続いた。
私はエステティシャンになるという夢を見つけてそのバイトを辞めた。
辞めた後もそこまで頻繁ではなかったけど
会って話すことも続いてた。
そして彼もその仕事から離れて別の仕事に就きまったく会わなくなってしまった。
今でもSNSでは繋がってるし
アドレスも知ってる。
Nくんがかわいい赤ちゃんを抱いてる写真を
見てほっこりする自分がいる。