テキストサイズ

兄弟同盟

第2章 日常風景

『えぇ〜ん…』







『もうっ、泣かないのっ!!』







『でも大樹だって朝っぱらから校内でヤられたら泣くでしょ。』






『…うん、泣くわ。』







『俺の腰ぃ…』







昼休み、いつも同盟を組んだ3人で集まる。








昼の大半はご飯を食べながら朝のことを話す(大体は毎日捕まってる彗が嘆いてる)。







『ほんと、彗大変だよね〜。』







『ほんと。俺、お兄ちゃんだけでよかった。…まぁ、できれば1人っ子が良かったけど』






『しかも、あの2人、女経験ないんでしょ?すごくうまくない?』








『…うん、呆れるくらいうまい…けど。』








『彗、絶対結婚できねーわ。するとしても、晃大くんか輝かどっちかだわ。』







『そんなこと言わないでぇ…自分でも薄々気づいてたからぁ…っ』







『あ、また大樹、彗泣かせた』








『け、彗っ、ごめんっ!!泣かないでー?お菓子奢るからっ!!』







『…ポテチ…ふりかけ味…』←







『わかった、わかった!!』







『ほんと、彗は上手いな〜』







『へへっ、だっていつもしてるもんね♪』






さっきのは嘘泣き、って大樹に言ったらどうなるんだろう?←







「あっ!!」







『ふぇ…!?』







『あ、晃大だ。ご愁傷さまでーす』








『ちょ、佑吏っ!?』








「じゃあ、遊兎っ、よろしく♪」








〈りょーかーいっ♪〉







『や、やだっ!!!なにするの!?』








「なにもしないよぉ〜♪」







いつもは愛おしい晃大のふにゃふにゃ笑顔。







彗にとっては悪魔の微笑みなんだろうな







『こぉ、たっ…』








「かーわいー♪」








『んんっ…』







お、キスいったー








((パシャパシャ









2人がキスしているところを遊兎が撮る。







『ふえぇ…』






〈晃大くーん!!バッチリーっ♪〉







「よぉーし!!じゃな、愛しの彗っ♡」







多分写真の何枚かを報酬としてあげるんだろうな…
エモアイコン:泣けたエモアイコン:キュンとしたエモアイコン:エロかったエモアイコン:驚いたエモアイコン:素敵!エモアイコン:面白いエモアイコン:共感したエモアイコン:なごんだエモアイコン:怖かった

ストーリーメニュー

TOPTOPへ