
弱く儚く。
第2章 出会いは突然で。
「宇汰は、俺が嫌い?」
「はぁ?」
何なのこいつ‥。
女子かよっ!
「嫌いとは言ってねぇーだろ。」
ぶっきらぼうに吐き捨てると、
唯人は、顔を輝かせて
「じゃあ、一緒に寝ても嫌じゃないだろ?」
当たり前のようにそう言った。
ふざけんじゃねぇー!
「えっ‥恥ずかしいのか‥?」
「えっ!?そ、そういう訳じゃ‥、」
恥ずかしいって‥。
そんなの言ったら、ダサいだろ!?
あぁぁあ!俺ちょーかっこ悪い。
「じゃあ!決定っ!」
「わかったよ!寝ればいいんだろ?」
はぁ。
ふざけんなー!
