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弱く儚く。

第2章 出会いは突然で。



前言撤回っ!

「俺は泣いてねぇ!」


正体不明の心地よさは何処かへ消え去った。

急に何を言いだすかと思ったらっ‥。

「じゃあ‥いいや」

優しい声で少しビックリした。

案外深く追求してこないんだな。

ちょっとも寂しいなんて思ってないからな?


ただ少し意外だった。

「えっと‥あ‥」

思わず考えるよりも、先に声が出てしまった。

「どした?」


不思議そうな顔をされる。

俺だって不思議だよ。

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