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弱く儚く。

第4章 気持ち



「あがった。」

「んー。」

素っ気ない返事。

気にしてるのだろうか。

リビングでゴロゴロとテレビを見ている唯斗。

「あのさ。明日学校は?」

少し気になったので聞く。

俺は行ったりいかなかったりだからな。
多分卒業できないんだろうな。はは。

「俺、いま行ってない。色々あって。」

小さい声でぽそり。

なんか、気になっちゃったけど何も言わずにそっか。と返した。

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