
弱く儚く。
第4章 気持ち
「ゆ、唯斗!?」
いきなり押し倒されて戸惑う俺。
涙を浮かべた唯斗。
「嬉しすぎて死にそう。好きってことはこういうことでいいんだよね?」
服を脱がされる。
いきなりすぎない!?
「そ、そうだけど!早くないか!?」
一生懸命抵抗するけど意味がない。
手の自由、足の自由を奪われてゾっとする。
「ずっと我慢してたんだもん!」
だだをこねる子供のようだ。
瞳にためた涙も愛らしい。
ただすることは子供じゃないみたいだ。
「ねぇ。宇汰。いいよね?」
そんなの耳元で囁かれたら頷くしかないじゃないか。
「いいよ。唯斗。」
