
弱く儚く。
第6章 弱い気持ち。
俺は唯斗が起きるまで待っていることにした。
とりあえず居候っていう扱いだし、仕事に行く人をほおって置いて寝るなんて真似は出来ない。
音量を最低限まで下げてテレビをつける。
微妙な夕方の時間帯では面白い番組はやっていなかった。どうしたものかと頭をかく。
何時から仕事なのだろうか…。
ずっと時計ばかりを気にしてしまっている自分を一生懸命払い除けてスマホのロックを開けた。
Twitterで適当なことを呟き、ため息をつく。
すぐにリプライが来てスマホを見ると、ファンの人たちがツイートに反応してくれていた。
最近俺の曲の再生回数は上がってきている。
もう少しでミリオン…100万再生されるぐらいまできているので、ファンもそこそこ出来てきたのだ。
俺の曲に耳を傾けてくれる人たちはものすごく大事だ。
俺のことを見てくれる人たちってそういう人たちしかいないと思うから。
ばぁちゃんは除いてだけど…。
リプライに丁寧に返事を返してから、メモ帳を開いた。
歌詞の案とかが、めっちゃ書いてあるマル秘メモ。
凄い恥ずかしい内容だし誰にも見られたくないものだ。
携帯は絶対に落とさないように、細心の注意を払っている。
次の曲はうまくメロディーと歌詞がまるくなってくれなくて行き詰まっていた。表したいことは頭にあるのに、メロディーも出来ているのに、うまく歌詞がメロディーと、丸くまとまってくれないのだ。
プロの人や音楽作りに慣れた人ならこんなことはないのだろうけど、独学の上まだまだ素人の宇汰にはよくあることなのだ。
でもこんなにも悩んだことはいままであまりなかった。
「んー…どうしよっかな…これ…。」
スマホの画面とにらめっこし続け、気がついたらもう夜の8時になっていた。
「えっ!そ、そんなに時間たってたの!?や、やば…」
自分でもダメだと思っているのだが音楽になると何時間でも考えていられるのでよく時間を忘れて没頭してしまうのだ。
唯斗はまだ、起きてきていない。
ふぅ…と胸をなでおろすと、唯斗の寝ている寝室から可愛らしい音楽が流れてきた。
カチッという音とともにその音楽が、止むと寝室から唯斗が、顔を出した。やっぱり寝起きはいいようで、俺を見ると微笑んだ。
「おはよう」
ふわりとした笑顔に見とれてしまって、反応が遅れる。
「お、おはよう!ゆっくり寝れた?」
「うん!ありがとう」
唯斗はまた笑った。
とりあえず居候っていう扱いだし、仕事に行く人をほおって置いて寝るなんて真似は出来ない。
音量を最低限まで下げてテレビをつける。
微妙な夕方の時間帯では面白い番組はやっていなかった。どうしたものかと頭をかく。
何時から仕事なのだろうか…。
ずっと時計ばかりを気にしてしまっている自分を一生懸命払い除けてスマホのロックを開けた。
Twitterで適当なことを呟き、ため息をつく。
すぐにリプライが来てスマホを見ると、ファンの人たちがツイートに反応してくれていた。
最近俺の曲の再生回数は上がってきている。
もう少しでミリオン…100万再生されるぐらいまできているので、ファンもそこそこ出来てきたのだ。
俺の曲に耳を傾けてくれる人たちはものすごく大事だ。
俺のことを見てくれる人たちってそういう人たちしかいないと思うから。
ばぁちゃんは除いてだけど…。
リプライに丁寧に返事を返してから、メモ帳を開いた。
歌詞の案とかが、めっちゃ書いてあるマル秘メモ。
凄い恥ずかしい内容だし誰にも見られたくないものだ。
携帯は絶対に落とさないように、細心の注意を払っている。
次の曲はうまくメロディーと歌詞がまるくなってくれなくて行き詰まっていた。表したいことは頭にあるのに、メロディーも出来ているのに、うまく歌詞がメロディーと、丸くまとまってくれないのだ。
プロの人や音楽作りに慣れた人ならこんなことはないのだろうけど、独学の上まだまだ素人の宇汰にはよくあることなのだ。
でもこんなにも悩んだことはいままであまりなかった。
「んー…どうしよっかな…これ…。」
スマホの画面とにらめっこし続け、気がついたらもう夜の8時になっていた。
「えっ!そ、そんなに時間たってたの!?や、やば…」
自分でもダメだと思っているのだが音楽になると何時間でも考えていられるのでよく時間を忘れて没頭してしまうのだ。
唯斗はまだ、起きてきていない。
ふぅ…と胸をなでおろすと、唯斗の寝ている寝室から可愛らしい音楽が流れてきた。
カチッという音とともにその音楽が、止むと寝室から唯斗が、顔を出した。やっぱり寝起きはいいようで、俺を見ると微笑んだ。
「おはよう」
ふわりとした笑顔に見とれてしまって、反応が遅れる。
「お、おはよう!ゆっくり寝れた?」
「うん!ありがとう」
唯斗はまた笑った。
