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弱く儚く。

第2章 出会いは突然で。




「そんなの無理だっ!」

ヤバい。丸め込まれるとこだった。

何が、自己紹介して「よろしくね」だ。

ふざけんじゃねー!

騙されるなっ!宇汰っ!!

「なんでー?家帰るの?」

「っ‥‥‥」

でも、本当に家には帰れない。

金だってない。

どうするんだ?どうしたらいいんだ?


「もう、友達じゃん?いいよ。助けてあげる。」

「え‥?」

何故か、助けてあげるという言葉に別の意味を
含んでいるような気がした。

「ね?」

あぁー!!!


もうどうにでもなれ!!!


「わかった‥。」


「よかった。」

微笑みながら東雲が、言った。

俺はよくねぇよ。

うぅ。




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