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アクセサリー

第4章 頭の中の甘い思い出

確かにその瞬間に目線と目線が絡み
熱い火花がちるのを感じた。

私は中野さんから目を離し
チョコにそっと手を伸ばした。

チョコをまた一口かじる。
隣の中野さんの顔覗き込む。

その瞬間。
私と中野さんはキスをしていた。
一口かじったチョコは私たち
二人の温度でゆっくりと溶けてゆく。

チョコは知らない間に溶けていき
口の中に残った甘さを二人、舌で貪りあった。

この上なく甘いキス…

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