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第5章 再開2

1通目を開くと中野さんだった。
「七海ちゃん、今日はありがとう。楽しい夜だったよ。また是非食事に行こう。」

一瞬、胸が高鳴るも、去り際の自分を思いだしたら
一気に血の気が引いた。

私、失礼すぎる…

落ち込みながらも2通目を開くとまた中野さんからだった。
「本当に、綺麗になっていてびっくりしたよ。またシャンパンとチョコでも。いつ会える?」

中野さんはメールでも私の心をかき乱す。
会ってしまったら、私はもう前に進めなくなるんじゃないか
仕事ができなくなってしまうんじゃないかという恐怖に襲われた。

メール画面を消して私は携帯を握りしめながら
マンションに駆け込んだ。

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