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残飯ガール

第2章 イケメンの秘密


「ごちそうさま」


お弁当を食べ終えると、久我くんはお弁当箱を洗いに行った。
あたしがやろうかなとも思ったんだけど、人に見られるし、それにもうすぐ軽音楽部のやつらが来るからって追い出されちゃった。



本当にあたしは残飯処理係だけなんですね…。


なんだかな…と思いつつ、でもタダでご飯食べれるならいっか、と開き直って教室へ向かう廊下を歩いていると…



「久我くんさぁ~」


ドキッ!


廊下でたまっている女子3人組から、久我くんの話題が聞こえてきた。



「今日さ、いつもよりすんなり受け取ってくれたことない?」

「思った! もしかしてうちらの愛が届いたんじゃな~い?」

「じゃあ私、明日はめっちゃ豪華にしちゃおかな~」



あの子たち、あたしが最初に見た3人組だ!


すごく嬉しそう…。
まさかあたしがそのお弁当食べてるなんて思わないよね…。



「やっぱ久我くん、ドラムやってるからお腹がすくのね~」



え、ドラム!?

あいつ、ドラムやってるんだ!!


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