
残飯ガール
第2章 イケメンの秘密
「そういえば今日練習するって言ってなかった?」
「じゃあ今から見に行こうよ!」
3人組は意気揚々と軽音楽部の方に歩き出した。
練習かぁ…
音楽なんて全然興味ないけど…。
あたしはちょっとだけ気になって、少しだけ見に行くことにした。
だって久我くんのこと何も知らないから…。
部室に近づくと、僅かに音が聞こえてきた。
廊下にはチラホラ見学人がいる。
その中にあの3人組も…。
扉は閉めきってて、みんな扉の小さな窓から中の様子を見てた。
あたしも後ろからチラッと覗こうとしたんだけど、チビだから全く見えない。
仕方なくピョンピョン飛び跳ねると、よろけて隣の人にぶつかってしまった。
「…っ…」
「ご、ごめんなさいっ!」
あたしがぶつかった相手は華奢な女の子だった。デブなあたしに押されて、床に尻餅をついてしまう。
