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残飯ガール

第3章 もう少しだけ…


「……」


久我くんは驚きもせず、あたしの方を振り返った。


「そのお弁当…どうするの?」

「お前には関係ないだろ」


うっ…。
ちょっとなに、その態度!
三日間、あなたに協力してあげたのに!!



「か、関係ないけどっ……あたし今からここでご飯食べるから」

「……は?」


あたしはズカズカ歩いて、久我くんの斜め向かいの席に座った。



「ちょっと待て。なんでわざわざここで食べるんだよ」


あたしは久我くんの言葉を無視して、自分のお弁当を広げた。
目の前に、真っ白なご飯と赤い梅干しの姿が現れる。



「…えっ…」



あたしのお弁当を見て驚く久我くんを無視して、


「いただきます!」


あたしは力強く合掌した。



ああ、久しぶり…
あたしの日の丸弁当ちゃん♪



「ちょ………まっ………」


白いご飯を口に運ぼうとすると、久我くんの肩が揺れてるのが見えた。



「アハハ! もうマジで笑わせんなって!」



久我くんは爆笑した。


さっきまで仏頂面してたのが嘘だったかのように。
お腹抱えて、声だして、涙流して笑ってた。




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