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残飯ガール

第1章 食べ物を粗末にしちゃいけません!

スラッとした足、細い腰、小さな顔……


「いや、もっと太った方がいいよ?」

「嫌よ。あんた見てると余計に太りたくなくなるわ」

「………」


理紗ちゃんは相変わらず毒舌だ。

ええ、どうせあたしは太ってますよ!


でも食べることが大好きだから……
体型なんて気にしないもんね~~!



「ごちそうさま」


あたしは合掌して空になったお弁当箱を見つめた。


今食べ終わったばかりなのに、物足りなさを感じる……。



「なに、どうしたの?」

「……足りない……」

「マジ?」

「だって……」



実はあたしのお弁当はいつも日の丸弁当。

うちは片親なんだけど、お母さんが朝から晩まで働いてるから、お弁当は自分で作ってるんだけどさ…





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