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誰かお願いつかまえて

第6章 ペットでもいいから






「俺は…幸村のこと――」


「もうアイツに近づかないでください!!」


岡崎さんを遮って思わず口から出た言葉。

目を見開く岡崎さんが正面に見える。

俺、今なんて…?


「傷心につけいるようなことして、恥ずかしくないんですか!?」


また。

待てよ、なんでそんな事言ってるんだ、俺は。


「…失礼します」




自分で言ってて意味がわからない。

とにかく逃げるように会議室から出た。




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