先生…お願い。早く治して・・・
第12章 異変
ドキドキが止まらない……。
どうしよう……、先生にばれちゃうよ……
そう思ったが、先生は何も言わず聴診器を外した。
「 お腹は痛くないか?」
『…えっ?!』
「 お腹、、痛くないか?」
先生の予想外な質問に、
『……ぅん。痛くない。』と、また小さく答えた。
「そうか…念のためお腹も見せてもらうぞ」
そう言って、私のズボンの中に手をすりこませた。
『えっ、やっっ……』
いつの間にか宮田を握る手にも力が入る
宮田も“大丈夫”と言うように手を強く握り返した。
司馬先生は
「大丈夫だ、すぐ終わる。じっとしてろ!」
そう言うと、冷たい先生の見た目とは違って、ズボンの中に入れたその手はとても優しく、綾の下腹あたりを探るように優しく触っていく。
探り当てたその手を止めると、
「ここはどうだ?痛くないか?」そう言ったその場所は、確かに痛かった。
でも、痛いと言ったら…
そう思ったら、怖くて言えなかった。
『……だいじょうぶ…』
「そうか…」先生は表情を変えることもなくそう言うと、ズボンから手を引き抜いた。
どうしよう……、先生にばれちゃうよ……
そう思ったが、先生は何も言わず聴診器を外した。
「 お腹は痛くないか?」
『…えっ?!』
「 お腹、、痛くないか?」
先生の予想外な質問に、
『……ぅん。痛くない。』と、また小さく答えた。
「そうか…念のためお腹も見せてもらうぞ」
そう言って、私のズボンの中に手をすりこませた。
『えっ、やっっ……』
いつの間にか宮田を握る手にも力が入る
宮田も“大丈夫”と言うように手を強く握り返した。
司馬先生は
「大丈夫だ、すぐ終わる。じっとしてろ!」
そう言うと、冷たい先生の見た目とは違って、ズボンの中に入れたその手はとても優しく、綾の下腹あたりを探るように優しく触っていく。
探り当てたその手を止めると、
「ここはどうだ?痛くないか?」そう言ったその場所は、確かに痛かった。
でも、痛いと言ったら…
そう思ったら、怖くて言えなかった。
『……だいじょうぶ…』
「そうか…」先生は表情を変えることもなくそう言うと、ズボンから手を引き抜いた。