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先生…お願い。早く治して・・・

第15章 検査

ベットに横になった私は、裸にシャーベットカラーのレースの付いた水色のノースリーブ1枚だけ…。

一方、白衣姿の石川先生は真っ白なワイシャツにネクタイを締め、少しの乱れもないその姿に余計恥ずかしさが増した。


「よし、最初は胸から診ていくね。服めくってくれるかな」


意を決し小さく頷くと、首まで掛けていたブランケットを少し下にずらし、両手でレースの付いたノースリーブを少しめくり上げた。


怖さと恥ずかしさでノースリーブを握る手に力が入る。


少しでも隠そうと、ノースリーブは胸の膨らみが少し見える位の位置までまくり、両手で胸を隠した。


先生にとってはなんでもない日常の事。これが先生の仕事だから…。


でも私の心臓は物凄い勢いでドキドキしていた…。


「じゃあ、ちょっと診せてね」


先生は胸を隠すように置いていた私の両手を優しく掴むと


「ごめんね、手は横に下ろしててね」

と胸を隠していた手を横にずらした。




ほんの少し捲っていたノースリーブは手を離しせいでまた胸を隠した。

しかし胸が隠れたのも束の間、


「よしっ、じゃあちょっと見せてね」


という掛け声とともに、先生の手によって首元まで一気に捲り上げられ、ぷるんっと小さな形の良い胸が露わになった。



『やっ…っ。』


咄嗟に下に降ろされた手で胸を隠そうとしたが、それも先生の手によってまた阻止された。

「少し我慢して。」


『ん…///』


そんなこと言われても、まだお年頃の綾にとっては、いくら先生とはいえ、異性に裸をみられる事がとても恥ずかしくてしょうがなかった。











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