先生…お願い。早く治して・・・
第15章 検査
「いいかい、痛かったら教えてね。」
そう言って、先生の綺麗で大きな手は、怪我をした左腕とは逆の右胸を丁寧に触診していく。
「ごめんね。ちょっと触るよっ」
『………///』
「痛くない?」
コクンっと頷いた。
こんなまじかで、見られ触られ、もう恥ずかしさで先生の顔もまともに見れなかった。
「右胸は大丈夫そうだね。じゃあ今度は左胸を診るからね。」
そう言って、怪我をした側の胸の膨らみに手を当て、軽く押した。
『んっ…』
思わず、綾の口から声が漏れた。
「痛いかい?ここは?」
そう言って、少しずらしてまた手を押し当てた。
『…っんっ。』
先生の手から逃れようと、体が動いた。
「ん〜。。。痛いか…。」
そんな綾を見た石川の表情が少し曇った
石川はゆっくりと鼻から息を吐くと、さらに痛みのある箇所を探っていく。
「ごめんね、もう少し診ていくよ…また痛かったら教えて!」
そう言って、今度はまだ小さな突起の根元部分を親指で押す
綾の体はビクっと跳ね上がった
『んっ…やっ…っ』
咄嗟に先生の腕を掴んだ。
「ごめんね。これも痛いね。」
しかし先生は少しずらして、更に根元部分を探る様に押した
『んんっ…やっ…やだ、やだよぉ…先生やだっ』
綾は涙目で先生の腕を押し退け、懇願したがあっさりとその腕もおさえられた。
「ごめん。痛いよな……。でもね、今の状態をちゃんと調べることがとても大切なんだ。だからもうちょっとだけ我慢して」
そう言って腕を押さえたまま、今度は小さな乳首を摘んだ。