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先生…お願い。早く治して・・・

第16章 告知

「今日は疲れらだろうから、ゆっくりと休んで、早速だけど、明日から治療していこう。酷くなる前に、始めた方が良い」


そう言うと、石川は明日のスケジュールを確認し始めた。
流石に進美外科の院長だけあって、夜の診察まで予約で一杯だ。

モニターにはぎっしり詰まったスケジュールが映し出され、空いている時間はほんのわずかだった。




「ん〜〜そうだなぁ〜明日だと………夕方…
でもちょっと時間足んないかな…。。
夜だと……、21時前位には終わるから〜、
ちょっと遅くなって悪いけど、21時頃から治療しようか」



綾は想像も出来ない治療に、不安で涙が溢れていた。

宮田はそんな綾の肩を抱き寄せ、そっと白いハンカチを手渡した。





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