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超ROCK(笑)!!

第3章 フレット3 クリーン イズ ダルーイ ちとせ編始まる

でも開いた口を閉じる。
…あ、また開いた。
「その方がお前が歌に集中出来るんだよな?実際ピックを細かく動かすの苦手でさ、早弾きとかみたいに一つの玄とか弾いたりするの苦手なんだよ。コードの方がおまえより1000倍うまいからな!交渉成立ってか?」
あまりに明るい回答に思わず笑ってしまった。
「1000倍?ありえへんありえへん!!100倍との勘違いちゃうの?あーっはっはっ!!」
「1000と100って10倍も違うんだからな!?ぜってー俺の方がうまい!!」
言い合いかツッコミか分からなくなって笑いが止まらなくなる。
この感覚は昔と変わらない。透真だけは遠慮がいらんなぁ…

あれから3週間ほどたって楽譜が作り終わりみんなでめっちゃ練習した。合わせていくたびに完璧に近づく音楽。
いよいよ最終段階という歌と合わせるところがすごく難しかったけど、ほぼ失敗なく演奏することが出来た。
「よ〜し、みんなで聖蘭のお父さんにみせにいこう!」
うちらのライブが始まる。

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