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超ROCK(笑)!!

第6章 フレット6 ネガティヴ進行形 聖蘭編はじまる

「おい、なに透真落ち着いてんだよ。あたし迎えに行くからみんなはここで…」
「いや、その必要はない。ちょっとみんな父さんに頼んで下のお店で好きな楽器でも見ておいてくれ。絵里も。」
絵里は放心状態で頷くどころじゃなかった。
きっと罪を感じてる。
「はぁ…みんなばっかじゃねえの!?まじウケる…くくっ、いいか?あいつがあんなかっこいい言葉いきなり思い浮かぶと思うか?あいつは親身に受け止めてたよ。自分がこれ以上ギターが聖地しないこと。バランスよく保てなくなったこと。でもいまあいつも言われて気づいたと思う。最終的な判断もう出来てるんじゃないか?響希、聖蘭帰ってきたらそれなりの判断してくれないか?ちょっと行ってくる。」
おそらくあいつは決断していないのだろう。
でもみんなを安心させるためにはこうするしかなかった。
「わかった〜♪いってらっしゃい♪」
あいつが行く場所はおそらくあそこだから。

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