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あのセンセーは変態です。

第1章 俺の担任は『センセー』

「暑い…………。クーラーつけよ…」

ベッドから降りて、ダラダラとクーラーをつける。

いよいよ夏も本番という頃だろうか。

お昼から夕方にかけて、急激に気温が高くなる。
……こういう時はクーラーに限るな…。

ピッと音をたててクーラーが動き出した。……ここから涼しくなるまでの時間が長い。



不登校生活を初めて2年。毎日が退屈だった。
なら、学校行けって話なんだけどね…。
もう友達もいないし、誰も信用できない。こんな状態で学校へ行けと言う方が無理だよ…。


お、クーラー効いてきたな…。涼しいー…

再びベッドに戻り、テレビでも見ようとリモコンのスイッチを押した瞬間、家のチャイムがなった。

「ったく…誰だよ。……もう…」

めんどくさいとか思いながら、俺は玄関へと向かった。

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