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あのセンセーは変態です。

第1章 俺の担任は『センセー』

side 友也


「やっぱり一筋縄ではいかないよな…。………ってか結構可愛い顔してたし。なんで学校来ないんだろ」

そう呟きながらトボトボと学校へと戻る。

不登校の生徒の相手は沢山してきた。が、だいたいは家からも出てきてくれない。

千景くんは出てきてくれたし、大丈夫だよね…。

「明日も来ようっと。……さぁ…何日もつかな~…」

ふは、なんか笑える。
……俺の手にかかればどんな生徒でも学校へ行かすことができる。

千景くんも、そのうち学校に行きたくなるはず……。

「……まぁ、気長にいきますかぁ」


あ、今日はアイツと飯行くんだった。

腕時計を見た俺は、早足で学校へと戻った。

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