Transcribe the Imagination
第13章 *Sleet ball
担任に提出物を持ってくるように頼まれた。
嫌だけど頼まれたことはしっかりやることが俺のポリシーなんだ。
ちなみに、大野は女子に質問攻めを喰らってる。
ガララッ。
「失礼しやーす」
「おー、こっちこっちー」
担任が手をヒラヒラ振るから、その場に急ぐ。
「はい、どーぞ」
「はい、どーも」
嫌味ったらしく俺にお礼を言った。
「じゃ」
「櫻井、ちょい待ち」
「何すか」
扉に向かった足をグルッと担任に向ける。
「お前、大野に色々教えてやれ」
「はあ!?」
何で俺が大野の世話役なんてしなきゃなんだよ。
そんなの女子共にやらせとけよ。
「そんなに驚かなくてもいいだろ」
「いやいや、女子にやらせれば?ほら、委員長の高橋に頼めばいいだろ」
委員長は担任に信用してるから、
俺なんかよりとってもいいだろ!?
「いやいや、お前授業中に大野と仲良く喋ってただろうが」
「え?」
ヤベッ。バレてた。
「ほら、目ぇ瞑ってやるから」
何でお前のウインク見なきゃいけねえんだよ。
「あーー、もう分かりましたよ!!」
むしゃくしゃしながら、扉に足を向けた。
「失礼しやしたー!」
担任を睨みながら、
扉を思いっきり音を立てて閉めた。
嫌だけど頼まれたことはしっかりやることが俺のポリシーなんだ。
ちなみに、大野は女子に質問攻めを喰らってる。
ガララッ。
「失礼しやーす」
「おー、こっちこっちー」
担任が手をヒラヒラ振るから、その場に急ぐ。
「はい、どーぞ」
「はい、どーも」
嫌味ったらしく俺にお礼を言った。
「じゃ」
「櫻井、ちょい待ち」
「何すか」
扉に向かった足をグルッと担任に向ける。
「お前、大野に色々教えてやれ」
「はあ!?」
何で俺が大野の世話役なんてしなきゃなんだよ。
そんなの女子共にやらせとけよ。
「そんなに驚かなくてもいいだろ」
「いやいや、女子にやらせれば?ほら、委員長の高橋に頼めばいいだろ」
委員長は担任に信用してるから、
俺なんかよりとってもいいだろ!?
「いやいや、お前授業中に大野と仲良く喋ってただろうが」
「え?」
ヤベッ。バレてた。
「ほら、目ぇ瞑ってやるから」
何でお前のウインク見なきゃいけねえんだよ。
「あーー、もう分かりましたよ!!」
むしゃくしゃしながら、扉に足を向けた。
「失礼しやしたー!」
担任を睨みながら、
扉を思いっきり音を立てて閉めた。