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Transcribe the Imagination

第14章 **Childhood friend and rain

「ああ、気持ちよかった♡」
「おい、雅紀」

ソファーに座り、眉間にシワを寄せる。
腿に肘を付いて手を組んでその上に鼻下を乗せる。

「な、なに…」

俺は昔からそうだ。
機嫌が悪くなるとこうなる。

それを雅紀は知っていて、
俺を見るとビビるんだ。

「俺の隣に座れ」

動かない雅紀をチラッと見ると、
ビクリとしながら俺の隣に座った。

「お前、俺に何か隠してるだろ」
「え?そんなことないよ」

キョトンとした顔。
お前は昔からそういう嘘が上手いんだ。

俺がどれだけ騙されたと思ってんだ。

「雅紀」
「翔ちゃんは心配し過ぎなの」

俺に微笑みかけた。

「俺はね、翔ちゃんが大好きなの。
だからね、そんなに心配してほしくないんだ」

言ってる意味がわからない。
俺が好きだからってなんで心配してほしくないんだよ。

「だからトランプしよう!」
「………はあ?」

急にはしゃぎだして、いつの間に買ってきてたトランプを俺に渡した。

「お前、これいくらしたんだ?」
「百均」
「金はどこから出てきたんだ」
「翔ちゃん♡」

頭を抱えたけど、この会話を楽しんでる自分がいて笑顔になった。

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