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Transcribe the Imagination

第14章 **Childhood friend and rain

「いえーい!俺の勝ちー」

ポーカーで惨敗記録更新中。

「イカサマだ!」
「俺様だ☆」
「くっ………そ。もう一試合だ。」

苛々してきた。
なんでこんなに運がないんだ。

「はい、どーぞ」
「今度は勝ってやる」
「あ、じゃあ何か賭けする?」

自身が配ったトランプを見て、悩んでる雅紀。

「賭け?」
「うん、どう?」

サッと二枚のカードを山の隣に捨てる。

「別にいいけど」

俺も二枚のカードを捨てる。

「じゃ、俺が勝ったら翔ちゃんは俺と結婚ね」
「はあ!?結婚!?」

雅紀が今までにないような
突飛したことを言った。

「うん、ダメ?」
「てか、そもそも結婚できねえよ!」
「出来たらいいの?♡」

墓穴を掘ってしまった。
こうなった雅紀は止まんないからな。

「ねね!してくれるの?結婚、結婚♡」
「……交際期間はいらねえのか」
「コウサイキカン?」

何その言葉、って顔をした。

「付き合ってる期間な」
「ああ!でもコウサイキカン欲しいなあ♡」
「俺が勝った時の話はないのか」
「え?どうせ翔ちゃん負けるでしょ?」

ニコッと笑いやがった。

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