Transcribe the Imagination
第15章 *Kiss here and there
「二宮くん、何時頃まで?」
「えっと…」
実は相葉先輩の家に泊まりたくて、
親に「泊まりかも」と言ってきてしまった。
でも、相葉先輩にも都合って物があるし。
チラッと相葉先輩を見上げると、
目を丸くして、目が合うと微笑った。
「相葉先輩のじか」
「じゃ、俺ん家、泊まってね」
「え?」
驚いて目を丸くすると
「言ってくれてばいいのに」
と、クスクス笑った。
微笑ったんじゃなくて、笑ったんだ。
「え、あ、あのいいんですか?」
「いいよ、二宮くん、お母さんに泊まりって言ってきちゃったしね」
俺にパチッと素敵なウインクをした。
「な、なんで知ってるんで……あっ」
また言ったかな、とハッとした。
「二宮くん、言ってたよ」
唇をツンっと突付かれた。
「……あっ」
と、止まっていた息を吸った。
「二宮くん、行こうか」
「え、あ、でもっ」
まだ七時だし、相葉先輩の家に行ってもどうすればいいのか分からないし…。
「そうだよね…じゃ、二宮くんとの思い出を創りに行こう」
『思い出』
その言葉が、俺と相葉先輩の関係が一日だけだという現実を俺に突きつけた。
「えっと…」
実は相葉先輩の家に泊まりたくて、
親に「泊まりかも」と言ってきてしまった。
でも、相葉先輩にも都合って物があるし。
チラッと相葉先輩を見上げると、
目を丸くして、目が合うと微笑った。
「相葉先輩のじか」
「じゃ、俺ん家、泊まってね」
「え?」
驚いて目を丸くすると
「言ってくれてばいいのに」
と、クスクス笑った。
微笑ったんじゃなくて、笑ったんだ。
「え、あ、あのいいんですか?」
「いいよ、二宮くん、お母さんに泊まりって言ってきちゃったしね」
俺にパチッと素敵なウインクをした。
「な、なんで知ってるんで……あっ」
また言ったかな、とハッとした。
「二宮くん、言ってたよ」
唇をツンっと突付かれた。
「……あっ」
と、止まっていた息を吸った。
「二宮くん、行こうか」
「え、あ、でもっ」
まだ七時だし、相葉先輩の家に行ってもどうすればいいのか分からないし…。
「そうだよね…じゃ、二宮くんとの思い出を創りに行こう」
『思い出』
その言葉が、俺と相葉先輩の関係が一日だけだという現実を俺に突きつけた。