Transcribe the Imagination
第15章 *Kiss here and there
相葉先輩とショッピングモールに入った。
高校生はまだ補導を受けない時間。
「二宮くん、どうしたの?」
急に隣にいることがいけないことに思えてきてしまって並んで歩けなかった。
デート(遊んでるだけ)なのに。
「あ、二宮くん」
相葉先輩の目線を辿る。
「プリクラ、撮ろうよ!」
「え、ちょっと……」
プリクラはどうも苦手なんだ。
顔に補修されまくって…女になった気になる。
「ほらっ!」
足がなかなか進まない俺の手を引いた。
手、を繋いでいた。
「あ、ああ相葉先輩っ、て、手!」
「え?二宮くんは嫌だ?」
それでも相葉先輩は足を止めることなく、プリクラ機がたくさんあるゲーセンに向かって行く。
「嫌って、言うか…」
相葉先輩となら、いいって言うか…。
「じゃ、平気だね」
ニコッて太陽みたいに笑ったから、
一瞬で相葉先輩の虜になった。
俺だけに向けてくれる笑顔。
相葉先輩、格好いい。
憧れが、別の何かに変わった。
高校生はまだ補導を受けない時間。
「二宮くん、どうしたの?」
急に隣にいることがいけないことに思えてきてしまって並んで歩けなかった。
デート(遊んでるだけ)なのに。
「あ、二宮くん」
相葉先輩の目線を辿る。
「プリクラ、撮ろうよ!」
「え、ちょっと……」
プリクラはどうも苦手なんだ。
顔に補修されまくって…女になった気になる。
「ほらっ!」
足がなかなか進まない俺の手を引いた。
手、を繋いでいた。
「あ、ああ相葉先輩っ、て、手!」
「え?二宮くんは嫌だ?」
それでも相葉先輩は足を止めることなく、プリクラ機がたくさんあるゲーセンに向かって行く。
「嫌って、言うか…」
相葉先輩となら、いいって言うか…。
「じゃ、平気だね」
ニコッて太陽みたいに笑ったから、
一瞬で相葉先輩の虜になった。
俺だけに向けてくれる笑顔。
相葉先輩、格好いい。
憧れが、別の何かに変わった。