Transcribe the Imagination
第15章 *Kiss here and there
「二宮くん、何か緊張してる?」
「は、はい…してましゅ…あ、噛んじゃった…」
こんな狭い空間で相葉先輩と二人きり。
緊張でガチガチになる。
「緊張しなーい、はい、一枚目」
機械が喋ってる。ダブルピース?嫌だ。
「二宮くん、こっち見て」
グルッと相葉先輩と向き合う。
機械がカウントダウンを始めた。
「え、もう」
画面の数字を確認したはずの目が、
気がつくと相葉先輩と見つめあってた。
「…へ?」
機械が“イチ”とカウントした瞬間、
相葉先輩がグイッと顎を上げて唇に指ではない何かが触れた。
「二宮くん、次だよ」
「へ?あ、はい」
何が起きたのか理解出来ぬまま、
プリクラが終わった。
「二宮くん、次は落書きだよ」
「は、はいっ」
鞄を急いで肩にかけ、
落書きゾーンに移動する。
「じゃ、二宮くんはこの写真ね」
「あ、は………」
写真を見て返事をしようとしたら、
その写真が現実じゃないと思って声が出ない。
「ふふ、初キスプリ♪」
「キ、キス!?」
「一枚目にしたでしょ、キース」
唇を尖らせながら、俺に近付いてきて音を鳴らしながら唇を奪った。
「は、はい…してましゅ…あ、噛んじゃった…」
こんな狭い空間で相葉先輩と二人きり。
緊張でガチガチになる。
「緊張しなーい、はい、一枚目」
機械が喋ってる。ダブルピース?嫌だ。
「二宮くん、こっち見て」
グルッと相葉先輩と向き合う。
機械がカウントダウンを始めた。
「え、もう」
画面の数字を確認したはずの目が、
気がつくと相葉先輩と見つめあってた。
「…へ?」
機械が“イチ”とカウントした瞬間、
相葉先輩がグイッと顎を上げて唇に指ではない何かが触れた。
「二宮くん、次だよ」
「へ?あ、はい」
何が起きたのか理解出来ぬまま、
プリクラが終わった。
「二宮くん、次は落書きだよ」
「は、はいっ」
鞄を急いで肩にかけ、
落書きゾーンに移動する。
「じゃ、二宮くんはこの写真ね」
「あ、は………」
写真を見て返事をしようとしたら、
その写真が現実じゃないと思って声が出ない。
「ふふ、初キスプリ♪」
「キ、キス!?」
「一枚目にしたでしょ、キース」
唇を尖らせながら、俺に近付いてきて音を鳴らしながら唇を奪った。